2月13日(日)
本日、当山で仏前結婚式が執り行われました。普段、使用しない法具や、本堂の配置などもあり準備に時間がかかりました。法衣も普段のお勤めでは着ないものです。
七条袈裟はとても高価なものです。本来は、お寺に僧侶をお迎えする時に、お檀家さんが寄付を募ってプレゼントすることが多いのですが、
福勝寺はお檀家さんが全くないお寺でありますから、私のものはお師匠様がご準備くださいました。余程のことがない限り、生涯に一枚のものです。
袴は、三代前の福勝寺住職さんの遺品です。燕尾帽は稲田法輪堂ご夫妻が手作りで作ってくださいました。其々に物語があって、色々な想いを背負って、僧侶は役目を帯びます。誰かのために祈る時、沢山の想いに支えられています。
この度、ご結婚されたお二人も同じだなぁと思いました。多くの方に見守られて、支えられてこの日を迎えました。そのことを忘れずに育んでいただけたらなぁと思います。神仏の御加護がございますよう…お祈り致しております。合掌