今日は午前中、みかんの関係で東京からお客様が来られました。みかんの事は、私はまだ勉強中の身ですので、もう少し先で詳しく書きたいと思います。情熱をもって仕事をされているお姿に接し感動の連続です。熱いメンバーが集まると、温度は何十倍にも上がり、またそれが解けて固まり・・・世に出るころには、まさにダイヤモンドのように輝いて、世界一固いものへと変化しそうです。

午後から、当山がとてもお世話になっている方の書道展へ行ってまいりました。毎年、拝見させていただきますが、今回は特別な気持ちでお伺い致しました。当山に伝わる巻き物があるのですが、約13mほどあるかと思います。実はそれを書写していだきましたので、この度展示してくださいました。

一年半もの歳月をかけて・・・文字は約一万字、ルビを含めるとそれ以上・・・本当に考えられない膨大な作業をしてくださいました。当山にとっては、何百年も後世に伝えていかなければならない寺宝です。この場をお借りして重ねて御礼申し上げます。

数百年後に、この時代に書写されたことを大切に思って下さる住職さんへ、橋渡しできると嬉しいです。お寺の歴史の一ページです・・・きっと今残っているものは、全てそんなドラマがあって伝わってきたものばかりだと思います。

小さな道具や、座布団の裏にまで名前が刻まれているのは、その時代に、できることを精一杯して下さった方への感謝と、末代にまでそれを伝えたかった寺側の気持ちであると思います。お寺に名前が残るということは、そういうことなんだと改めて感じました。合掌

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