今日は一年で最後のお不動さんのご縁日でした。当山の近辺では、みかんを作られている農家さんが多く、年末も重なってお参りも少ないかな・・・と心配していました。和摩君がお経と、太鼓を担当してくれるようになって3回目です。

午後一時から護摩が始まりましたが、いつも参加してくださる皆様と、オーストラリアからビルさんが、息子さんと藤白峠を歩いてお参りにきてくださいました。兵庫県から柏木さんも参加してくださり、年末のお忙しい中、祈りの時間を共有してくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

暗い本堂で締め切って護摩を焚いていると、参加下さる皆さんの心に灯(ともしび)がともっているように思う時があります。色々な方が、それぞれの願いや、悩みがあったり、誰かの為に祈ったり・・・偶然にも同じ日時に集まったメンバーで、それぞれの灯をともしてお祈りをする。一人一人では小さな灯も、人が集まれば大きな光になるように思います。

実は昨日、わかやま新報の記者 壇上さんからご連絡があり、28日で退社されるとのことでした。27日のコラムに最後の記事が掲載されていて、当山との繋がりも書いて下さっておりました。ご自身が書かれる最後の記事、限られた文字数の中に、どんな想いを込められたのだろう・・・と考えながら拝読させていただきました。これまで何度も当山を記事に取り上げていただき、この場を借りてお礼申し上げます。
しかし偶然といえども、終い不動の縁日に仕事を終えられるとは・・・深い仏縁を感じました。きっと神仏の御加護があると信じてやみません。またゆっくりお話ができれば幸いです。

今年ももうすぐ終わります、福勝寺では除夜の鐘の準備をしています。午後11時過ぎから本堂にてお勤めをし、一年の反省と感謝を述べ除夜の鐘をつきます。ぜんざいのお接待もありますので、お時間がある方は是非お越しくださいませ。良いお年をお迎えくださいますように・・・。合掌

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