昨日のつづきで、馬頭観音様の説明を少し書いてみたいと思います。
観音様の馬頭観音というお姿は、珍しく怖い憤怒(恐ろしい形相)の顔をしています。そして頭の上には馬の頭があります。
なぜ怖い顔をしているかと言いますと、私の持ってる経本にはこう書かれています。
三十三観音の中でも、特に慈悲(あわれみ、苦を抜き、楽を与えようとする心)が深い故に、忿怒(恐ろしい形相)の身になり、無明(知識がなく真理に暗い状態)より生ずる悪を食らい、煩悩より起こる恐れをくだく。それのみならず動物達の苦を抜き、菩提涅槃(悟りの境地)の海に導かんとす。と書かれています。また馬頭と言うことから、馬を守護するとも伝えられています。
福勝寺では、毎年3月8日に蜜蜂供養を致します…養蜂家の皆様が集まり、苦楽を共にした蜜蜂さんに対して、家族のように思いやり御供養されます。
昨今では、愛犬、愛猫など、多くの動物が家族と共に一緒に暮らすようになりました。そして寿命が短い動物達に対して、家族同様の想いで見送られます。
人間はコロナ禍で大変な時期ですが、豚コレラや、鳥インフルエンザなども発生しています。分け隔てなく救われる命が多いことを願ってやみません。合掌
岩屋山 金剛寿院 福勝寺
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